台湾国際ファスニング見本市(Fastener Taiwan 2026)迫る 4月22日から

2026年4月13日

 世界最大級のねじ専門展「台湾国際ファスニング見本市(Fastener Taiwan 2026)」が、4月22日から24日までの3日間、台湾・高雄の高雄展覧館で開催される。世界のサプライチェーンがかつてないコスト圧力や産業構造の変化に直面するなか、同展示会は国際的なバイヤーが世界でも屈指の強靱な製造クラスターと結び付くための重要なプラットフォームとして位置付けられている。業界関係者には公式ウェブサイト(www.fastenertaiwan.com.tw)での事前オンライン登録を推奨しており、300社以上の出展者による最新技術や製品をいち早く確認できる機会となる。

 台湾で唯一のBtoB型国際ファスナー専門展示会である同展では、完成品ファスナー、ファスナー製造機械および材料、金型・工具、検査機器、ハンドツールに至るまで、幅広い製品とサービスを網羅して展示する。今回のテーマは「Sustainable Fasteners, Precision in Action(持続可能なファスナー、精度の実践)」であり、高付加価値用途、スマート製造、低炭素生産を重点分野として打ち出している。

主要出展企業としては、高級塗装ねじ分野のリーディング企業であるSHEH FUNG(シェ・フン)、IKEA向け主要ねじサプライヤーであるZYH YIN(ジーワイエイチ・イン)、歯科用インプラントおよび自動車部品を供給するTAIWAN SHAN YIN(シャン・イン)、TeslaおよびMercedes-Benzといった世界的ブランドの認定サプライヤーであるSPEC(スペック)などが名を連ねる。

 さらに、TAIWAN STEEL GROUP(台湾スチール・グループ)は航空宇宙および再生可能エネルギー分野向けの統合ソリューションを紹介する予定である。加えて、機械分野の大手であるJERN YAO(ジェン・ヤオ)およびCHIEN TSAI(チェン・ツァイ)は、省エネルギー型の鍛造および転造技術の新製品を披露する。

2026年開催では、グリーン製造および持続可能性分野の先進企業にも焦点を当てる。KCS ENTERPRISE(ケーシーエス・エンタープライズ)は、炭素認証を取得したゴムガスケット分野で40年にわたる実績を有しており、Raytech Technology(レイテック・テクノロジー)は有害な従来工法に代わる環境配慮型コーティング技術を紹介する。KWANTEX(クワンテックス)は年間30%の材料損失削減を可能とする革新的なねじ保管ソリューションを提案するほか、NEW BEST WIRE(ニュー・ベスト・ワイヤー)は半導体産業向けに超高純度の電解研磨ステンレス鋼管を供給する。

 国際ブランドの台湾市場への関心も高まっており、出展企業にはドイツのDörken Coatings(デルケン・コーティングス)、Achilles Seibert(アキレス・ザイベルト)、日本の深江発条㈱、韓国のHAWERS(ハワーズ)などが参加し、同展を活用してグローバル展開の強化を図る。

 展示内容に加え、同展ではGlobal Fastener Forum(グローバル・ファスナー・フォーラム)を開催し、業界専門家が産業動向の分析や地域ごとの規制動向およびビジネス機会について議論することで、企業の国際市場への対応を支援する。Procurement Policy and Market Briefing(調達政策・市場ブリーフィング)では、欧州主要ディストリビューター団体であるEFDA、BIAFD、FDSの代表が登壇し、EUのCBAM(炭素国境調整メカニズム)および進化する調達基準の影響について解説する予定となっている。

 また、より実践的な視点を提供する取り組みとして、Site Visit(工場見学)プログラムではバイヤーが現地工場を訪問し、ファスナーの製造工程を直接確認できる機会を設ける。さらにOne-on-One Sourcing Meetings(個別商談会)を通じて、具体的な調達案件についての直接協議の場も提供する。

 Fastener Taiwan 2026は単なる展示会にとどまらず、世界の業界リーダーが次の10年に向けた成功基盤を築く場として位置付けられている。航空宇宙、半導体、インフラ、医療、建設など各分野の専門家に対し、来場登録(https://reurl.cc/O6XXD9)を通じてファスニング技術によるビジネスの強化を図ることが呼び掛けられている。

(同展公式ニュースリリースを本紙日本語訳)