JSOLが鍛造シミュレーションソフト「AFDEX」の最新情報をオンラインイベントで【本紙読者は無料招待】

2021年11月15日

 鍛造シミュレーションソフト「AFDEX」を販売する㈱JSOL(東京都中央区)は、「JSOL CAEフォーラム2021」を11月30日から12月3日までオンデマンド配信で開催する。イベントではAFDEXの特徴や事例、最新機能を解説する講演も配信されユーザーは勿論、CAE解析の導入を検討しているファスナー企業も注目すべきイベントとなっている。
 鍛造製品の加工成立性を予測でき工程設計を支援する鍛造解析シミュレーション「AFDEX」は、多工程冷間圧造や熱間鍛造、板鍛造や転造製品の設計にも応える解析ソフト。ファスナーメーカーや圧造パーツメーカー、金型メーカーへの導入が期待できる。
 解析が初めての設計者でも直観的に鍛造プロセスがシミュレーションでき①鍛流線の解析と高速表示②多くの金属と高温データを搭載する標準材料データベースを用意③半日の教育ですぐに使えるプリポスト④必要なモジュールのみを選択できるリーズナブルな価格設定を実現⑤工程の最適化ツールとしてコスト削減に貢献できる―といった特長をもつ。
 また独自のリメッシュ機能を有しており、充填など細部の形状まで正確に再現。ボルトの圧造解析を行う場合は、成形を工程ごとに解析して頭部の成形性の事前予測を行い、問題があれば工程の修正を行うなどの対策をとれる。平ダイスを用いたねじ転造解析を行う場合も、ねじ山の成形プロセスを詳細に再現。これにより最終的なねじ山形状を正確に予測できる。
 今回開発元のMFRC社(韓国)より「AFDEXを用いた鍛造解析シミュレーション」と題して、AFDEXの詳しい特徴、導入事例、15年間蓄積された開発者の経験を紹介する。
 このほか、ユーザーの㈱富士プレス(愛知県)が「AFDEXによる板金鍛造シミュレーションの活用」を講演する。製品の各部位ごとに板厚差をつける「差厚絞り」を得意とする同社。現在は中厚板の板鍛造にも力を入れており、材料の増減肉による差厚加工技術や切削加工並みのピン角成形技術、材料の流れをコントロールする分流制御技術といった「板金鍛造技術」を用いることで、従来はできなかった「3次元複雑形状」のオールプレス化を実現した。本講演では、AFDEX導入による適用効果や実機との解析精度について、事例を含め紹介する。
 「JSOL CAEフォーラム2021」は、自動車の衝突解析から、プレス・鍛造・溶接・射出成形など生産技術解析に加えて、分子・原子レベルのシミュレータによる材料設計・バイオテクノロジーなど広範なテーマを扱い、約70講演が開催される予定。オンデマンド配信のため期間中は参加者が好きな時間に好きな講演を聴講できる。
 申し込みは金属産業新聞ニュースサイト(http://www.neji-bane.jp/)のバナーから。一般参加は有料だが金属産業新聞の読者は招待欄に「金属産業新聞」と記載すれば無料で参加できる。
 問い合わせ先は㈱JSOLエンジニアリング事業本部・ユーザ会事務局(event@sci.jsol.co.jp)まで。公式サイトはQRコードから。

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