ねじの日

皆さん、毎年6月1日が「ねじの日」だということをご存知ですか?「ねじの日」は、モノづくりにおいて欠かす事のできない「ねじ」の重要性を多くの方に知ってもらおうと、日本のねじ製造・販売業者で構成する唯一の全国団体である「ねじ商工連盟」が1975年7月に「6月1日」を「ねじの日」として制定したことから始まります。

「ねじの日」が、この日に制定された理由は、1949年6月1日に工業標準化法が制定され、日本工業規格(JIS)にねじ製品類が指定されたことに因んでのことです。翌年1976年6月1日には「ねじの日」制定の宣言文が発表され、「ねじ」の重要性について業界内外への周知を図るとともに、ねじ産業界の社会的地位の向上に努めてきました。毎年「ねじの日」の前後には、これまで商(商社)・工(メーカー)・使(ユーザー)が参加してのパネル討論会や「全日本ファスナーショー」の開催、展示会への出展や、一般・消費者にも呼び掛けて「ねじの標語」を募ったり、記念グッズの制作・販売などを通して、PRに努めてきました。

皆さんが今いる場所を見渡せば、必ず「ねじ」がどこかに使われている事がわかります。ねじが使われているモノをあげてみると、自動車・新幹線・船・飛行機などの乗り物、家・高層ビル・橋梁などの建造物、パソコン・テレビ・携帯電話・ロボットなどの精密機械…その他言い尽くすことはできません。「ねじ」は「産業の塩」と言われる程に、あらゆるモノを造るためには無くてはならない部品であり、社会を影から支えている大切な部品なのです。6月1日「ねじの日」には、あなたが普段見過ごしてしまいそうな「ねじ」に注目してみて下さい。そこには必ず、何かを締結して活躍している「ねじ」がいるはずです。

「ねじ」を「ねじの日」だけ主役にするのでは勿体ない!年間を通して普及促進と認知度向上に取り組んでいこうという動きが始まっています。「ねじの日」オリジナルロゴを企業、個人、業界内外問わず多くの方へ無償で配布しようという活動もそのひとつ。ある業界関係者が発案した小さな活動に共感した金属産業新聞社は、「ねじの日」オリジナルロゴの配布活動を応援しています。