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岐路に立つ展示会

「第23回機械要素技術展(2月6〜8日、東京ビッグサイト」※「日本ものづくりワールド2019」内)が無事閉幕した。今回は東京オリンピック2020の影響(準備)で例年の6月から2月に前倒しで、毎回出展しているねじ・ばね企業も「半年前に出展して、年間予算が不足」「予算はあるが、例年この時期は他の展示会や年度末の業務で忙しく、人員を割けない」企業は出展を見送り、また「例年6月に合わせてカタログを更新するが、今回は昨年6月でなく2月更新」で対応する企業もあった。

今回は例年2月上旬開催の「テクニカルショウヨコハマ2019(6〜8日)」や「第23回震災対策技術展横浜、第10回振動技術展(7・8日)」※ともにパシフィコ横浜。例年11月開催だが今回は2月開催の「第8回武蔵野エリア産業フェスタ(8日、小金井宮地楽器ホール)」も同時期に開催となった。

時評子も「機械要素技術展」「テクニカルショウヨコハマ」を取材の際、相乗効果として、両展をハシゴ≠キる来場者がいるか担当する出展企業に聞いたところ、「機械要素技術展」出展の担当者より「2人程来場者が『テクニカルショウヨコハマも見に行く』と話していた。しかし会場が広いので事前に回るブースを決めてピンポイントで訪問・見学して、すぐに移動のスケジュールのようだ」、また別の企業の担当者は「この展示会と『テクニカルショウヨコハマ』の盛況具合を比較(視察)する為、自社の社員を向かわせている」との事で相乗効果はあまり無く、各企業は今後出展する展示会の見極めの時期なのかもしれない。

やはり「機械要素技術展」は大阪・名古屋でも開催だが担当地域は関東・東日本、全国区そして世界。「テクニカルショウヨコハマ」は長野県中小企業振興センターや燕商工会議所の出展もあるが基本的には神奈川及びその周辺―で全国区・地方と立ち位置を住み分けている。

一方で参考としたいのは、昨年10月開催の「燕三条ものづくりメッセ2018」だ。前回(昨年)より会場を拡張し、会場の燕三条地場産業振興センター開設30周年もあり会期を従来の2日間から3日間に、また東京・大阪のねじ企業も出展して、地方でも求心力・魅力のある盛況な展示会はある―と考えさせられる。

次回「機械要素技術展」は2月6〜8日に幕張メッセ(千葉県)で開催だが、東京ビッグサイトと比較すると、羽田空港や東京・品川駅から遠く地方からのアクセスが不便で、どの企業も出展・来場(見学)を検討するはず。しかし「機械要素技術展」会場を歩いて思うのは「やはりねじ・ばね企業関係者(有力者)の人口密度≠ェ最も高い時期・場所はここだろう」という事。こういうアピール・交流の場は在り続けるべきだ。

2019/02/18 金属産業新聞